前回のブログで報告した新たなqidi tech製3Dプリンター 6.08monoを使っています
ゼロ点調整の後、テストプリントを行わず2回ほどツインターボのパーツを
プリントしていますが、その2回目のプリント時に
?な不具合があったので、祝日である今日に調整確認を行いました
不具合というのはこのようなパーツ郡をプリントした時に起きました
まあターボの残りパーツ詰め合わせセットなんですがw
下側中央の2つの協調青色のパーツ、これらだけがなぜかプリントされず、
レジンバットのFEPフィルムにラフトの時点でくっ付いてしまっていたのです
※他パーツは綺麗にプリントされた
レジンバット画像(この底はFEPフィルムが貼られています)
なぜこんな限定的なエリアだけがプリント失敗したのか?
一般的にビルドプレートにプリントされず、FEPフィルムにくっ付いてしまう場合
原因としてはいくつか考えましたが
1.ビルドプレートのZ軸調整がうまくいっていない
ビルドプレートとフィルムの距離が適切ではない場合を言っているのですが
その場合、全面的もしくは前後左右どちら側か全てに影響があるはず
今回は余りにもエリアが限定的すぎないか?
( ^ω^)・・・
ただ不安なのでZ軸原点調整は再度行いましたw
2.ラフト部印刷時の露光時間が短い
一般的に露光時間が長いほど硬化したレジンのビルドプレートへの食いつきが
良くなります
逆に短いとその反対に食いつきが悪くなるということです
ただ今回は限定的なエリアのみなので、光源がそこだけ弱いとかない限り
可能性は少ないと思いました
3.ラフト印刷時のビルドプレートの上昇速度が速い
ビルドプレートが露光され一旦上昇する際、急上昇すると硬化したレジンが
フィルムの方に持ってかれる恐れがあるそうです(何となく想像できる)
ただ、これも今回当てはまらないような・・・
4.ラフトの面積が小さい?
失敗したパーツは比較的ラフトが小さいのでそんな風に思った
ただもっと小さいパーツもあったしなあ~
5.FEPフィルムの傷、汚れ
これは可能性が高いです。もしそのエリアのみ汚れや傷があれば硬化状況が
そのエリアのみ異なるからです!ちなみに今回、フィルムにくっ付いたパーツを
はがす際にフィルムに傷が入ってしまったため
初めてFEPフィルム交換を実施しました!!
ネジが多くて面倒だったとしか言えない・・・
6.ビルドプレートの傷、汚れ
同じ理由でこれも可能性が高いです。もしそのエリアに汚れ、特に脂分なんか
含む汚れがあった場合は離型剤の役割を果たしてしまいますからね(笑)
とりあえずこんな可能性sを考えました
あり得るのが5か6なのですが、対処法として
5はフィルムを交換したのでOKとする
6はプリント前にプレートをIPAで良く拭いておく
ぐらいのものでしょうか?基本的なことですが一番見落としがち
前置きはこの辺にして、これらの対処法が有効かどうか確認する為
今日はこんなパーツをプリントしてみました
よく3Dプリントのテストプリントで使われている「塔」のモデルです
これらを均等に配置してプリントし、同じような不具合がでないか確かめます!
結果
全て問題なくプリントされた(笑)
ちなみに各パーツ一つ一つ確認しましたが全て精巧に出力されてました
歪みねえな
塔内部の2重らせんも精巧に印刷
螺旋階段も完璧
という事はやっぱりフィルムかビルドプレートの汚れってことで決まりかな?
少なくとも当機固有の問題では無さそうで一安心(´∀`)
で、今回気付いた点がありまして
ビルドプレートのZ軸原点調整を行う際、他の3Dプリンターでもやるように
プレートとLCDスクリーンの間に スペーサー用の紙 を挟むんですけど
付属していた専用のスペーサー紙
なんか紙の表面の一部が剥がれてるんですよね、一部ベタベタしてるし
そこで私は考えた
1.ビルドプレートに拭き残しレジンが残っている
2.この状態で原点調整を行うためにビルドプレートとLCDスクリーンに紙を挟む
3.拭き残しレジンと紙の表面がくっ付いて、剥がれたものがビルドプレートに付き
汚れとなる
こんな可能性を考えています
要は・・・
プリントする前はプレートとフィルム表面を綺麗にしておきましょう!!
十五年ぶりの新刊でました!!