FUSION360を参考書片手にちまちま勉強しておりますが、
参考書に良くある作例をその通りモデリングしていても
都合の良い作例を作っているだけに過ぎないので
簡単でも良いので自作のモデリングも平行して作りながら学んで行きます(・∀・)
とりあえずこんなモデルを作成しました
付箋置き&ペン立てです(実用性は知らん)
「スケッチ」と「押し出し」だけで作成できるモデルです
※スケッチ:平面に図面を描く
※押し出し:指定エリアの図面を押し出して立体化する(逆に引っ込めるのも可)
これをSTLファイルに変換し、スライスソフト(Flashprint)にロードすると
こうなります
こんな外形なのでサポート材はいりませんね
さてそれでは3Dプリンターで出力してみましょうか
・・・プリント中・・・
!!!?
と、ここで問題が発生したのでした
それは・・・
反り!!
とりあえず、プリントは中止です
これが途中で取り出した失敗作になります
どこがおかしいかというと
底面が反り上がっています!!
そのせいでプリンタのステージから剥がれてしまったのです
実はプリント開始直後からうすうす
「あ~ 少し反ってるな~」
と気づいていたんですがとりあえず続行してみたけどダメだったのでした(笑)
確かに今回のモデルはこれまでと違って
底面が広いという事もあり(というかモデルの面積=底面の面積)
反りが発生しやすい状況になることは当然と言えます
では「反り」が発生する主な原因は何なのでしょうか?
イロイロ調べていると、
ステージの温度が影響しているらしいです
現在の設定では、プリントの素材となるPLAがヘッドで210℃の温度で溶かされ
ステージに積層されています
そして積層される肝心のステージの温度の設定は50℃でした
(ちなみに今まではこれで問題なかった)
PLAは210℃から50℃の低温に冷やされる事になりますので
その際PLA(でなくとも一般的な樹脂)は収縮してしまう事が予想されます
今まではステージに接する面積が比較的小さかったから影響は少なかったのですが
今回のように広く平べったいモデルはモロにその影響を受けたと考えられます
という事は、やるべきことは一つ
ステージの温度を上げる
でしょうね
幸いこの「Adventure3」はステージは加熱調整できる機能がありますので
設定温度を70℃に上げて再度挑戦してみました!!
結果、成功!!
底面に少しの反りも発生していません!!
70℃っていうのははっきり言って適当な設定温度でしたけどね(笑)
今回発生した「反り」問題は
3Dプリンター造形では良くある失敗として
様々な方が紹介していくれてますが
実際発生してみないと分からないとこが多いですね
良い経験になりました
こんな感じ